福利厚生とは?自分に合った動物病院の選び方

今回は就職や転職の際に気になる「福利厚生」について解説します。

就職先、転職先を探すこととなったときに、その職場がどのような福利厚生を整えているのかを検討材料の軸にしている方も多いのではないでしょうか。

福利厚生が充実している動物病院と、そうではない動物病院ではどのような違いがあるのか、などを詳しく解説します。

福利厚生とは?

そもそも福利厚生とはどのようなものなのでしょうか?

「なんとなく分かるけれど説明はできない」という方も多いのではないでしょうか。

福利厚生そのものの意味や、それが実現されるためにどのような背景が必要なのかを理解することは、職場選びにも少なからず影響してくると思います。

福利厚生とは、「労働対価ではない待遇」と位置付けられます。

労働対価とは、「労働力の対価であり、お金やそれに準ずるもの」とされ、給与や賞与がそれにあたります。

つまり、給与や賞与以外の待遇全般を示す言葉となります。

福利厚生の対象者は労働者本人の場合だけでなく、その家族まで範囲が広げられることもあります。

法定福利厚生と法定外福利厚生の違い

福利厚生には「法定福利厚生」と「法定外福利厚生」に大きく分かれます。

それぞれどのような意味と特徴を持つのでしょうか?

法定福利厚生

法定福利厚生とはその名の通り、「法律で定められた福利厚生」のことをいいます。

企業であれば、どの職場であっても共通して整備を義務付けられているものになるため、これらの福利厚生を実施していない場合は、法律違反となります。

また法定福利厚生の大きな特徴は、企業側がその費用を負担するという点です。

負担割合は種類によって異なりますが、半額〜全額負担となります。

法定福利厚生は以下の6つです。

健康保険

会社負担割合:半額

内容:公的な医療保険料

介護保険

会社負担割合:半額

内容:介護が必要な日本の高齢者を支援するための保険料として、40歳から64歳までの上記の健康保険の加入者が支払う

厚生年金保険

会社負担割合:半額

内容:公的年金の一種で、老後のために支払う保険料

雇用保険

会社負担割合:原則2/3

内容:失業した際にもらえる一時金などに代わる保険料

労災保険

会社負担割合:全額

内容:業務中や通勤中などに怪我や病気をした際に医療費等を補填する保険

子ども・子育て拠出金

会社負担割合:全額

内容:児童手当に当てられる保険

主に社会保険として扱われる上記6つは、種類によって負担額は変動しますが、いずれも給与からの天引きとなっています。

法定外福利厚生

法定外福利厚生とは、法定福利厚生とは反して「法定で定められていない福利厚生」のことをいいます。

つまり、企業側が自由に実施できるものなので、なくても法律違反にはなりません。

そのため、本来なくても良い法定外福利厚生が充実している場合は待遇が良いとされています。

企業側の目的としては、採用の際に応募数を増やすためや、企業ブランディングとして整備している場合など様々ですが、従業員側としてはこれらが充実している方が働きやすい環境だといえます。

社内食堂やジムの設置、実家への帰省の際に使える給付金など、ユニークな福利厚生を導入している職場もあります。

また福利厚生は従業員全員に共通して提供されるため、勤続年数や役職などで活用の可否が分かれるということもありません。

法定外福利厚生の例

法定外福利厚生には以下のようなものがあります。

休暇制度

有給休暇など法律で定められた休暇とは別に、ある行事ごとなどで活用できる休暇制度を整えている企業もあります。

お子さんがいる従業員の方であれば、学校行事の際に休暇を取ることができる制度や、家族の誕生日に休暇を取ることができる制度など様々です。

有給休暇以外で気兼ねなく休みを取れるように整備されていれば、プライベートの用事も計画しやすそうです。

給与以外の手当

給与とは別に「〇〇手当」と称されるものが法定外福利厚生に該当します。

よく聞く通勤手当や家賃補助として使われる住宅手当もこれに含まれます。

またお祝い事に際する手当を導入している企業も多くあります。

結婚祝い金や出産祝い金など、企業から祝福される制度もあり、大きな出費となるイベントごとで手当が下りることは働く側としては助かるという声が多いです。

スポーツクラブなどの施設利用補助

人気の高い施設利用補助なども法定外福利厚生に該当します。

従業員の健康維持を目的とし、ジムなどの利用料を負担する企業もよく目にします。

「自分で払うには少し高い」と体を動かすことを躊躇っている方も、このような制度があれば前向きに検討する方も多いのではないでしょうか?

福利厚生の目的は?

福利厚生は主に、労働者やその家族に対しての健康維持や経済的生活の安定などを含む福祉の一環を目的としたものです。

会社側がその費用を負担することにより、従業員への待遇を行なっています。

また、前述の法定外福利厚生の場合は、従業員のモチベーション向上や職場の雰囲気を良好にすることにも影響力を持ちます。

より働きやすく、且つ長く勤めることができるよう、施策として整備しています。

このようにワークライフバランスの実現のために福利厚生を整えていることも多くあります。

私生活と仕事の両立は結果的に業務効率や生産性の向上も見込めるため、福利厚生が整備されている職場の方が組織力が強い傾向にあります。

まとめ

動物病院を含めて企業の場合は、法定福利厚生が整えられていないと法律違反となってしまうため、入社前にしっかり確認しておくことが必要不可欠です。

また、法定外福利厚生が充実していれば、優良企業だという見方もできます。

本来なくても問題ないものなので、従業員へ対する配慮や待遇が、この法定外福利厚生に表れることも少なくありません。

職場選びの際に福利厚生を重視している方も多くいらっしゃいますが、「法定福利厚生がしっかりしているか」という点と「法定外福利厚生が充実しているか」を基準に就職先や転職先を探してみても良いかもしれません。