【新卒&中途】トリマーの仕事内容や平均年収は?

今回は、動物病院やそれに併設するトリミングサロンで働く上で知っておくべき「基本情報」「仕事内容」「平均年収」などについて解説します。

実際にトリマーとして働くこととなった際、どのような仕事をし、どのくらいの給与をもらうことができるのか、を確認した上で自分の希望する動物病院や各施設を探すことをおすすめします。

※後述の情報は、特定の動物病院やトリミングサロンを対象にしたものではなく、あくまで全国の平均値や客観的な情報として記載しています。

トリマーの仕事内容は?

動物病院に勤務しているトリマーは主にどのような業務を行うのでしょうか?

トリマーの主な仕事内容は「毛のカットやそれに付随する業務」と位置付けられます。

ただし、勤務先の施設により行う業務は異なるので、注意が必要です。

業務内容

  • カット
  • シャンプー&リンス
  • ブラッシング
  • ブロー
  • 肛門腺絞り
  • 爪切り
  • 耳掃除
  • マッサージ
  • その他付随業務

など。

トリマーはペット専門の美容師といえます。

また、上記の業務内容を総称して「グルーミング」などと呼ばれ、海外では上記を行う人を「グルーマー」と呼ばれます。

やらないこと&できないこと

  • 医療行為

主にトリマーは獣医師や動物看護師と違い、医療行為のための資格を持っていなければ、行うことができません。

勤務形態

各動物病院やトリミングサロンにより異なりますが、一般的にトリマーはシフト制の場合が多くあります。

土日祝は平日に比べて来店数も多くなるため、平日休みとなることが少なくありません。

また、長期休みの時期(夏季休暇時期、年末年始)などは普段よりも忙しくなる傾向にあります。

雇用形態

正社員はもちろん、アルバイトやパートタイム、フリーランスなど、どのように働くかは区々です。

一人前のトリマーとして認められるまでアルバイトで見習い、その後フリーランスとして活動している方もよく目にします。

自分にどのような働き方が合っているのかをよく検討してから、勤務先や雇用形態を選ぶことが必要となります。

トリマーになるためには?

結論、トリマーとして働く上での必須資格や条件などはありません。

毛のカットや一連の付随業務をこなすことができれば、トリマーとしてグルーミングを行うことができます。

ただし、トリマー向けの資格を取得すれば「公認トリマー(認定トリマー)」として働くことができるため、就職活動や転職活動において大きなアドバンテージとなります。

また、募集要項などに「資格保有者のみ」などの条件がある場合があるので、持っておいて損はありません。

資格を持っていない場合は、勤務先のトリマーのアシスタントや補助を行う下積みを経て、トリマーとして活動する場合が多いです。

トリマーの給与は?

正社員として動物病院や併設サロンなどに勤務するトリマーの平均月収は18万〜23万円程度で、初任給の相場は17万円〜18万円となっています。

またトリマー向けの資格を保持している人であれば、これに手当てが上乗せされるケースも見られます。

トリマーの場合は、正社員ではなくパートタイムやアルバイトで働く方もいるので、その場合は時給計算となり上記より低くなります。

給与を左右するもの

トリマーの給与の上げ方としては、大きく分けて以下のものが判断基準になります。

  • 勤続年数
  • 資格の有無
  • 指名数
  • 物販数

など。

トリマーは美容師同様に指名料に応じてインセンティブが発生し、基本給に上乗せされる場合が少なくありません。

また、店頭でシャンプーやケア商品を販売している場合は、その売上高に応じて評価されることもあります。

トリマーのやりがいは?

病気や怪我などの症例に詳しくなる

動物病院やそれに併設するサロンに勤務する場合、獣医師や動物看護師が身近にいることが多いので症例についての知識が増えます。

またトリマーがグルーミング中に皮膚の病気などを発見し、獣医師や動物看護師と連携して病気を治す場面もあるので、病院運営の一員として飼い主様や動物たちと深く関わることができます。

病気の早期発見に繋がる

上記から分かるように、皮膚の病気や怪我をトリマーがいち早く発見できることも多いため、動物たちを獣医師や動物看護師に見せるまでのスピードもあがり、ストレスが少ない状態で治してあげることができます。

動物の性格などによって対処法が分かる

多くの動物たちと接するトリマーは、怖がりな子や活発な子など性格によって対応を変えられる「順応力」を高めることができます。

またトリマーとしての経験の多さは、動物へ与えてしまうストレスも少なくできます。

結果的に、動物や飼い主様との信頼関係に繋がりご満足いただける仕事をこなせるようになります。

トリマーに必要な知識やスキル

コミュニケーション能力(ヒアリング力)

第一に、動物のカットをする前段階でどのようなカットを飼い主様が望んでいるのかをヒアリングしなくてはなりません。

トリマーが担う仕事は動物とだけ接するものだけでなく、対人関係が含まれる仕事も少なくありません。

しっかりと要望をヒアリングして理解した後、飼い主様の望む形へグルーミングを行います。

また、動物によっては健康状態の懸念点や接し方の注意が必要な性格の子もいるので、そうした情報も飼い主様から事前に伺い、理解しなくてはなりません。

トレンドや季節を押さえ、研究する力

トリマーは全種類の動物を同じようにカットすることはありません。

カットの仕方もさまざまですが、飼い主様のご要望、季節やトレンドによって必要な技術は異なりますので、それらを意識しながら研究する必要があります。

また、どうすれば飼い主様の意向に沿えるか、効率良く動物たちに負担の少ないグルーミングを行うためにはどのような工夫が必要か、なども日々の仕事の中で勉強していくことが必要です。

トリマーまとめ

  • トリマーには必須の資格はないが、民間資格などを持っていると就職や転職に有利になり、給与面でも恩恵を受けられる場合がある。
  • 平均月給は18〜23万円ほどで、スキルや資格の有無、勤続年数、指名数などの条件により昇給が見込める。
  • 症例に詳しくなるだけでなく、病気や怪我をいち早く見つけることができる。
  • トリマーには飼い主様とのコミュニケーション能力や、研究心が求められる。

自分に適した動物病院や施設を探すことが重要

上記で解説したトリマーの情報はあくまで平均的なものであり、動物病院によって仕事内容の幅や、求められるスキルは異なります。

自分の希望する働き方ができずに不満に思うことが多くあるのであれば、

人生の大半の時間は職場にいることが多いとも言われているため、少しでも充実した環境で働くことはその後の人生を豊かにします。